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2009-04

メインセイルリメイク 「小は大をかねるか!?」

みなさんは、船を乗り換えるとき、次ぎの船のためにセイルを残しますか?
よくあるのが、ストームやトライスル、あとはサイズが近ければNo.4とかも使えますね。
では36ftから40ftに乗り換える時に、メインセイルは持ち出すべきか!?
こちらが正解となるのかは、考え方次第です、でもこれでも使えるのなら、アリ!だと思います。
リメイクの始まり。 
まずは旧セイルのパッチやリング、ベルト、リーチコードクリート、フットシェルフ、を外し、
延長するためのボルトロープを用意。
DCSA0315.jpg
外されたタックからクリューを見た所。
DCSA0316.jpg
クリューからタックを見た所。
白いラインは新しい生地を貼付けるための両面テープ、その下が以前のフット!
フットはアウトホールのテンションで伸び伸びになっているため、こうして少し上部から
切り落とし、フラットな面に新しい生地を張り合わせます。
DCSA0317.jpg
新しい生地がたされ、ボルトロープやコーナーのパッチ、リングが付けられます。
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そしてトライアップ。
色が変わっている所から下が今回のリメイク部分。
約40cm長いセイルになりました。
DSC_0552.jpg
リメイクメインとカーボンLightMedium.
5月連休のビックボートシリーズにもこのメインで参加、3日間のレガッタでも問題なく使えたとの
事、成績はともかく、オーナーやトリマーの方のご要望に沿えたので、良かったと思います。
メインだけでなく、スピンやジェノアのリメイク、また、マストのセッティングとの不相性
が原因のラフカーブ調整など、お手頃価格でリメイク致しますので、まずはご要望をお知らせ下さい。
マストやフォアステーの曲がりに合っていなセイルは、宝の持ち腐れ、是非ご相談下さい。
hl-sails@kg8.so-net.ne.jp
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初島卯月レース

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4月4日はシーズンインを告げる、伝統の初島卯月レースでした。
JSAF外洋三崎主催のオフショアカテゴリー3適用のオフショアレース、
公式距離は48マイル、小網代沖スタート、初島アンクロック周り、小網代ブイ、クロック回航で小網代湾口フィニッシュ。
参加艇は予想以上の13艇! 昨年、参加艇減少により中止となっただけに嬉しいですね。
予報はスタートから南西で、昼過ぎにかけ10m位まで吹き上がるとの事でした。
真上りからクローズリーチ(コースは240度)の片上りレグは1時間間隔で5〜7kt吹き上がり、
ミディアムからヘビーにチェンジ、レグ後半で22〜25ktが入り始め、No.3への交換も
考えましたが、初島の北側に広がるブランケットまで我慢すれば余計なロスが少ないとの判断で
チェンンジはなし。 
予想はあたり、島のブランケでは10〜15ktまで風が落ちました。
先頭を走るライバル?エスメラルダ号が島を回航するタックをした時間から、おおよその差を計算すると5分差、このまま帰路で離され無ければ修正で食いつける展開でやる気復活!
そして魅惑のダウンウインド、このコンディションで楽しむために作られた様な船なので、
25ktのリーチングをジブトップで快走、艇速10〜12kt。
前を行くエスメ号は巨大ジェネカーを上げてはブローチング、はらめばコースキープが出来ず、
ずりずりとプロパーから落ちる姿をみつつ追い上げました。
相模湾の真ん中位から風が少し後ろに回り、AWA70~80度になったのでリーチングジェネカーを
アップ、さすがに速い! プレーニングで15kt、アベレージで12、13ktでましたね。
IMG_9560.jpg
それでもコースキープするには絶妙なトリムとヘルムのコンビネーションが要求され、2〜3回
ブローチング、それでもジェネカーなので、風が抜けやすく、艇が起きあがるまでの時間は早いため
あまりロスしていなかった様です。(前の船の大きさがあまり変わらなかった)
スピンシートのシャックルが外れる(タイラスカではないフランス製)トラブルで2回ジェネカーを
回収し、3回目を上げるか悩んだんですが、回航する小網代ブイまで1〜2マイルしかなく、
トラブルより安全に行こうという判断をしました。(これが致命傷。。。)
エスメラルダ号と修正で9分差以内であれば逆転できる計算だったので、フィニッシュする姿を見ていた我々は、勝ちムード、こりゃまくったな〜と、余裕をかましておりました。
フィニッシュ後本部船からも9分差である事を教えてもらい、勝利を確信、後続艇との距離も
離れたので、こりゃまた優勝か〜 、と浮かれていました。
日曜日にのんびりレースがあるので、メンバーは泊まり合宿、三崎で祝勝会気分で飲んでいましたが、エスメラルダのクルーから逆勝利宣言を受けてしまい、意気消沈。。。。
三崎の方に問い合わせるのも気が引けたので、とにかく公式な結果待ちをする事になりました。
2.3日後、三崎支部のホームページにアップされた成績表をみて、愕然。
何とレース自体の所要時間が速く終了しているため、修正17秒差で2位。
実際には14秒差位ですよ、48マイル追っかけて14秒。
これがジェネカーアップ3回目を渋った罰でした。
やはり手を抜いたら、駄目ですよね。 精進致します。
下記 三崎支部より抜粋
JPN 4202 ESMERALDA SWAN NY 42 5:10:22 6:09:02
2 JPN 1122 1122 TREKKEE HAJIME NITTA MUIR 40 5:19:12 6:09:19
3 JPN 1088 INDEPENDENCE 7 TAKASHI HIRAMATSU 1D35 5:34:41 6:15:51
4 JPN 6166 HAURAKI MASAKI OTAWA FIGARO-II 5:49:27 6:17:45
5 JPN 5657 ENZO SHIGEKI KIDA YAMAHA 30S N 6:20:14 6:20:37
6 JPN 1733 UFO M KAWASHIMA DAD 35 6:02:42 6:20:50
7 JPN 6162 TRACER TOMOHISA MIYAKE FIRST 36.7 6:15:54 6:27:56
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舵杯

4月19日 姫路港をベースに第34回、舵杯ヨットレースが行われました。
シーズン到来を告げる関西方面では恒例のレース、4クラス、63艇が出場。
木場ヨットハバーから移行して2年目という事もあり、参加者が少し減った気もします。
オクムラボート(ディンギーの造船所)が管理するヨットクラブです。運河の中にありとても静穏
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今回、納品チェックに伺ったのは、的形ヨットクラブ所属、「エアサプライ」(Farr31)
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昨年、YAMAHA28sから乗り換えられ、今回はスピンを新調して頂きました。
オーナー様とは6年前に鹿児島の火山島レースでお会いしていましたが、その後、
たまたま舵の広告を見てお電話頂いたのがお付き合いの始まりでした。
今年はミドルボートや阿波踊りで楽しみたいという事です、応援させて頂きます。
レースは姫路港沖から沖の島を回航するいってこい、普段吹かない事で有名なこのレース
今回は南西がスタートからちょろちょろと吹き、後半は12ktくらいまで上がりました.
Farr31なので上りは良いはず、しかしなかなか同クラスのY33やJ/V9.6が離れません、
新艇のViteが前方でMumm30[現Farr30]を追いまわしてます、やはりViteは凄い。。。
そんなこんなで沖の島をクラス3位で回航、帰りのスピンランでやっとこリドガ−ドセイルの出番
回航後の島周りで、さらっとJ/V9.6を上からかわし、先行するY33sを猛追、2〜3回のパフで一気に追いつきます、オーナーは上突破を狙っていた様ですが、さすがに33ftを上から抜き去るのは
厳しいと判断して、風下へオーバーラップ、普段なら絶対追いつかれないFa31に下ラップされた33s、慌ててキールのチェックやらポールの上下やら慌ただしく始めました。
こちらは出来たてのIRC対応 スペシャルランナー、軽風で船をバウダウンしてもパワーが抜けず、
スピードを維持したままベアウエイ出来ました。
帰りのレグでこの33sとJ/V9.6を引き離し、更に後ろから追い上げてくるVite
やfirst34.7を振り切るため、最後まで集中を欠かさず、何とかレーティング順でのフィニッシュは
できました。。。。(汗)
結果は〜
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やはり33sが優勝、J/V9.6が後少し、で2位、エアサプライは3位入賞となりました!
IRCでは結構厳しいハンデをもらっているFarr31ですが、いままでのORCが甘かった、との情報もあります、いずれにせよ、微風の下りは速かったのでまずはOKですか!?
阿波踊りでも宜しくお願いします。
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