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X-35OD Jibsails D4 Carbon/technora

まだまだ興奮冷めやらぬX-35全日本の優勝に相乗りして、リドガードセイルの最終兵器を公開。。。
X-35ODのClass rulesではHeadsailsが2枚、ISAFのOSRで規定されているHeavy Weather Jibとストームジブのそれぞれ1枚、計4枚のヘッドセイルが搭載可能です。
2008年のヘッドセイルを開発するにあたり、昨年の西宮沖の海況と、ルールで縛りのあるヘビーウェザージブとの関連を探っていました。
ヘビーウェザージブはエリアが小さく、5月の関東ミドルボートにて25〜28kt(TWS)使用しましたが、全くのパワー不足、ヒールは抑えられますが、強弱のある北東風ではアンダーパワーの時間が多く、
結果から見ても30kt前後までは使用しない方が良いという結論に到りました。勿論、ヘビーウェーザージブをより深くデザインし、使用可能レンジを下げる工夫も必要でしたが、レース艇が1年間で新しく制作可能なセイル枚数が4枚と規定されている事もあり、ヘッドセイルの2枚をバージョンアップする事に精力を注ぎました。
そして完成したのがこの2008年のLtモデルとMdモデル、両セイルともアラミドベースにカーボンとテクノーラを配合したヤーンで構成されたD4(ディーフォー)クロスを使用し、軽量でも伸びの少ないシェイプを実現しました。
Lt-2008.jpg
2008 Lidgard sails Light jib [Carbon/Technora D4]
Mid-2008.jpg
2008 Lidgard Sails Japan Medium Jib [Carbon/Technora D4]
今回の西宮では6〜10ktのコンディションよりも8〜20kt前後のフルパワーモードが多く、一概には言えませんが、軽風域でのポテンシャルよりも、順風域でのアドバンテージがあった様に感じました。
来年以降はLtとMdのバランスを多少軽風よりにするセットも開発していきたいと思います。
Faster than first
一番のその先へ、リドガードセイルの進化は止まりません。
pers1−2.jpg

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