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東京 姫路 伝統 center 岡山 タイトル 海水浴
「舵杯」 優勝
- 2010-04-19 (月)
- News
4月17日、18日 岡山県 笠岡市 白石島
関西地域のシーズンインとして多くの艇が参加し、日本唯一の
セイリング雑誌「舵」社がタイトルスポンサーとなる伝統の「舵杯」が開催されました。
例年、姫路市の木場や姫路港、相生にて開催されていましたが、舵杯をより面白く、進化させてゆきたいという実行委員会の方々により、瀬戸内海に浮かぶ綺麗な白石島がベースとなったようです。
島の西側、前夜祭、表彰式、を行った宿の目の前にある白石海水浴場
朝、雪だった東京から来た身には嬉しい温かい夕日、完全な別世界。
島までは乗り合い渡船と車も運べるフェリーが就航しているものの、夕方18:00が最終便のため、現地入りするには東京からだと昼頃の出発です。
羽田→岡山空港→空港バス→岡山駅→笠岡駅→白石島 約4時間 ワリと近い!?
セイルの納品に伺ったのは本荘ヨットクラブ所属の「ポルコロッソ スフィーダ」
BENETAU-First300 Spirit 昨年より準備を重ねこの春レースデビューとなり、初のメジャー大会出場となりました。
オーナーはお若い頃より関西のレーサーでクルーとして活躍され、本荘ヨットクラブではトマト杯(クラブレース)のレースオーガナイザーを担い、ここ数年でクラブを活気付けて来られたバイタリティーのある方です。
メンバーは同じヨットクラブのオーナーとクルーのお仲間、そしてその息子さんがお2人。
親子が2組というのは今まで乗せて頂いた艇では初めてかも知れません。
21歳というヤングパワーを親父さん達が上手くフォローし、親子ならではの会話、連携が見受けられ、普段よりリラックス?して同乗させて頂きました。
今回のセイルは大売り出し中の主力商品であるD4-MPケブラー、メイン、104% APジブです。
メインセイルは1リーフ付きで完成重量が10kg、とても軽くしあがりました。
ファースト300のマストはフォアステーの位置(I:ポイント)が殆どマストヘッドにあり、マストベンドし難いのですが、フォアステーの長さとステップの位置でマスト下部のベンドを決めます。
ほぼ狙い通りのグッドシェイプです。
104%のAPジブはステーギリギリまでローチをとり、変則4本(3本+トップのショート1本)で最大エリアを稼ぎだしました。 ターゲットは微風から順風まで、フォアステーのコントロール幅が広い事を利用し、サギング量を通常のフラクショナルリグの艇よりも多めに設定しています。
メインシートテンションがサギングにも影響するため、微風でのメイントリムにはより気を使って頂きました。
また、ノンオーバーラップのジブセイルしか持たない艇に乗るのは初めてという事でしたので、軽風時のパワーアップとリーチツイストの関連をよくよくご説明しました。 みなさんも「なるほど」と体感して頂けた様です。 速いセイルには早く走らせるコツも付属品ですね。
レースは川の流れている様な海域で小島を回るビックトライアングルコース。
スタート時間が15分延期されるほど微風。風が右に振れてしまい本部船側が大混雑。
お祭りレースで上一を狙っても罵声に揉まれるだけと判断し、上側5ボート位置から良いスピードでラインを切りました。 予定通り本部船周りは「関西弁」が飛び交いお祭り状態。。。
逆潮が1kt以上あるクローズリーチが続き、微風が弱いFirst300も軽量艇に離されず第1マークへ到達。
第2マークとなる小島の東側まではポートロングのクローズでした、相変わらず潮が強く、どんどん右海面に押し流され、さらにヘッダーが続いたため、先行艇はタックを返して行きます。
しかし、風の振れが収まる気配がなく、またGPS上のVMC「最短コース」は右海面しか無いと判断し、我慢しながら伸ばし続けました。 20艇以上いた先行艇が最後は1艇まで減り、ギャンブル色が強くなりましたが、昼に転流を迎える頃に完全な凪となりました。
逆潮になるスターボードを走らなかった分フリートのかなり前に位置しており、次ぎの吹き始めの方向によってはビックゲインとなります。 ここで50度以上のリフトが発生し、一気に次ぎのマークへヘディングが向きだし、そのまま左に振れた風は我々がタイトアビームとなる角度で安定。
転流した潮も味方し、右海面からいっきに追いつき、追い越し、短縮された島の近くでフィニッシュする事ができました。
同クラスのViteやY-31sが先行してフィニッシュしていたため、修正時間を読見切れせんでした。
しかし結果は修正34秒差を付け 「優勝」
35回を迎えた伝統の舵杯がまさか転がり込んで来るとは思っておりませんでした。
オーナーは表彰式にでる間もなくお一人で回航に出てしまいましたので、息子さんから優勝の電話をして頂き、残ったメンバーで乾杯をさせて頂きました。
「ポルコロッソ スフィーダ」
この勢いで、念願のパールレースも狙って下さい!
おめでとうございます。
関西地域のシーズンインとして多くの艇が参加し、日本唯一の
セイリング雑誌「舵」社がタイトルスポンサーとなる伝統の「舵杯」が開催されました。
例年、姫路市の木場や姫路港、相生にて開催されていましたが、舵杯をより面白く、進化させてゆきたいという実行委員会の方々により、瀬戸内海に浮かぶ綺麗な白石島がベースとなったようです。
島の西側、前夜祭、表彰式、を行った宿の目の前にある白石海水浴場
朝、雪だった東京から来た身には嬉しい温かい夕日、完全な別世界。
島までは乗り合い渡船と車も運べるフェリーが就航しているものの、夕方18:00が最終便のため、現地入りするには東京からだと昼頃の出発です。
羽田→岡山空港→空港バス→岡山駅→笠岡駅→白石島 約4時間 ワリと近い!?
セイルの納品に伺ったのは本荘ヨットクラブ所属の「ポルコロッソ スフィーダ」
BENETAU-First300 Spirit 昨年より準備を重ねこの春レースデビューとなり、初のメジャー大会出場となりました。
オーナーはお若い頃より関西のレーサーでクルーとして活躍され、本荘ヨットクラブではトマト杯(クラブレース)のレースオーガナイザーを担い、ここ数年でクラブを活気付けて来られたバイタリティーのある方です。
メンバーは同じヨットクラブのオーナーとクルーのお仲間、そしてその息子さんがお2人。
親子が2組というのは今まで乗せて頂いた艇では初めてかも知れません。
21歳というヤングパワーを親父さん達が上手くフォローし、親子ならではの会話、連携が見受けられ、普段よりリラックス?して同乗させて頂きました。
今回のセイルは大売り出し中の主力商品であるD4-MPケブラー、メイン、104% APジブです。
メインセイルは1リーフ付きで完成重量が10kg、とても軽くしあがりました。
ファースト300のマストはフォアステーの位置(I:ポイント)が殆どマストヘッドにあり、マストベンドし難いのですが、フォアステーの長さとステップの位置でマスト下部のベンドを決めます。
ほぼ狙い通りのグッドシェイプです。
104%のAPジブはステーギリギリまでローチをとり、変則4本(3本+トップのショート1本)で最大エリアを稼ぎだしました。 ターゲットは微風から順風まで、フォアステーのコントロール幅が広い事を利用し、サギング量を通常のフラクショナルリグの艇よりも多めに設定しています。
メインシートテンションがサギングにも影響するため、微風でのメイントリムにはより気を使って頂きました。
また、ノンオーバーラップのジブセイルしか持たない艇に乗るのは初めてという事でしたので、軽風時のパワーアップとリーチツイストの関連をよくよくご説明しました。 みなさんも「なるほど」と体感して頂けた様です。 速いセイルには早く走らせるコツも付属品ですね。
レースは川の流れている様な海域で小島を回るビックトライアングルコース。
スタート時間が15分延期されるほど微風。風が右に振れてしまい本部船側が大混雑。
お祭りレースで上一を狙っても罵声に揉まれるだけと判断し、上側5ボート位置から良いスピードでラインを切りました。 予定通り本部船周りは「関西弁」が飛び交いお祭り状態。。。
逆潮が1kt以上あるクローズリーチが続き、微風が弱いFirst300も軽量艇に離されず第1マークへ到達。
第2マークとなる小島の東側まではポートロングのクローズでした、相変わらず潮が強く、どんどん右海面に押し流され、さらにヘッダーが続いたため、先行艇はタックを返して行きます。
しかし、風の振れが収まる気配がなく、またGPS上のVMC「最短コース」は右海面しか無いと判断し、我慢しながら伸ばし続けました。 20艇以上いた先行艇が最後は1艇まで減り、ギャンブル色が強くなりましたが、昼に転流を迎える頃に完全な凪となりました。
逆潮になるスターボードを走らなかった分フリートのかなり前に位置しており、次ぎの吹き始めの方向によってはビックゲインとなります。 ここで50度以上のリフトが発生し、一気に次ぎのマークへヘディングが向きだし、そのまま左に振れた風は我々がタイトアビームとなる角度で安定。
転流した潮も味方し、右海面からいっきに追いつき、追い越し、短縮された島の近くでフィニッシュする事ができました。
同クラスのViteやY-31sが先行してフィニッシュしていたため、修正時間を読見切れせんでした。
しかし結果は修正34秒差を付け 「優勝」
35回を迎えた伝統の舵杯がまさか転がり込んで来るとは思っておりませんでした。
オーナーは表彰式にでる間もなくお一人で回航に出てしまいましたので、息子さんから優勝の電話をして頂き、残ったメンバーで乾杯をさせて頂きました。
「ポルコロッソ スフィーダ」
この勢いで、念願のパールレースも狙って下さい!
おめでとうございます。
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