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51回 パールレース 優勝
- 2010-07-21 (水)
- Offshore Racing | ニュース
7月17日~19日の3日間 伝統のパールレース(鳥羽レース)が開催され、各地より伝統のオフショアレースに挑む外洋レーサーが集まりました。
前週の回航では南西の強風と潮に苦労しましたが、本番は梅雨明けの高気圧張り出し、微風レースが予想され、各艇のナビゲーターは悩みが多かったのではないでしょうか。
今回はインショアレースの常勝艇、ケットフィーク(X-35OD)チームが初参加をされると言う事で、オフショアレースが大好きなセイル屋としてナビゲーター兼、バウマン?として同乗させていただきました。
レースは予想通りの微風戦となり、スタート後の神の島までが第一ポイントです、志摩半島から突き出したこの島は小さな洗岩のため余程近づかなければ視認することはできません。大王埼からこの島へ向かって降りてくる南西の潮と、この島から五か所湾へ巻き込む北西の潮があり、スタートからほとんど逆潮になります。 例年の南西風ならばクローズ~リーチングでかわせるのですが、南東の風が吹いていたため岸に寄せる左海面組と、沖に出てフレッシュな風で走ろうとする右海面組に分れました。
陸側は浅瀬も続くため海図を的確に読み、流れの弱まる深さをGPSのCOGデータと照らし合わせる必要があります。
最初のうちあまり積極的に浅瀬へ向かわず、風のあるブローラインを拾っていましたが、陸に寄せた先行艇がどんどん伸びたため更に浅瀬側を選択し、大型艇に続き10番手位で通過しました。
神の島から利島までの120マイルは一番長いレグです。
ライバル艇がラムラインを進む中、クローズリーチの弱いX-35を走らせるため、また、レグの後半で発生するであろう黒潮からの派生追い潮を捉えるべく南下を開始。 日没まではクラスのライバル艇とのリードを保ちました。 夜に入り、風が更に弱まってきてからはポテンシャルが悪く、逆にライバル艇にパスされ、リードを広げられます。
明け方からは更に風が弱まり、スピードは2~3kt台、アゲインストの潮があり、実質1kt弱での漂流が始まりました。
昼にかけ後続艇に追いつかれてしまい、31フィートのViteやFarrにも抜かれてしまう状態で士気が下がります。
この頃、一時的に北東~東の風が入り、更に複雑な状況へ、サーマルを期待し御前崎の上に顔を出す富士山に向かって北上。
午後に入るとようやく南のシーブリーズが吹き出し、スピンアップ、右に振れた風のお陰でタイトリーチになり、爆走を開始。
御前崎を超えてからはようやく追い潮になり、15ktの南西風で8~10ktのSOG、今回からエースに昇格した?生え抜き若手トリマーの気合いで利島まで順調にブローチングを繰り返しながら激走。石廊崎手前で2日目の夕日を見ました。
潮はどんどん強まり、石廊崎から利島までの30マイルを4時間で走りぬきいざアプローチ、という大事な時にGPSがストライキ。。。学生の頃の癖でチャートにプロットしていたため、久しぶりに灯台表を確認しつつコンパスで3点位置だし。 何とか利島アプローチの距離と方向を引きだし、真っ暗な利島回航へ。
利島回航後の吹き下ろしは殆ど無く、元町の視認できるポイントでジャイブ、その後は大島に向かって北東に流れるとてつもない潮と戦いながらラムラインをキープし、風早埼まで最短コースを維持します。スピンの張れる限界のアングルでなおかつ真夜中、何度もブローチングをしそうになり、クルーはフルハイク、トリマーとヘルムは最後の集中力を使いました。
このリーチングを走り切れたお陰で大島の南西側ブランケットに捕まらず、先行艇を捉えます。
ノーマルスピンしか持たないX-35でも、トリマーとヘルムスのコンビネーションが良ければ、かなりの角度まで上れることを実感しました。
風早埼からはいつもの大島ハイウェイ「北上潮流2~3kt」に乗り、対地スピード10~12ktでフィニッシュ一直線。
30マイルを4時間で走り切り、3日目の朝日が丁度上がってきた頃、フィニッシュラインを超えました。
今回は予想以上に時間がかかったため、食料の不足が心配され、一時はリタイアも考えましたが、後半の良い風に恵まれたお陰でクラス優勝をすることができました。
また、チームとしてとてもよいコンビネーションと役割分担、普段のインショアレースでは気に掛けないお互いへの思いやりなど、結果以上にとても多くの収穫があったのではないでしょうか。
ケットフィークチームの皆さん、おめでとうございます、そして本当にお疲れ様でした。
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ホームページ・リニューアル
- 2010-07-01 (木)
- ニュース
この度、取り扱い商品の拡充に伴い、サイトをリニューアルいたしました。
レーシングセイルはグランプリセイル、クラブレースセイルの2グレードを
また、クルージングセイルはプレミアムセイル、コースタルセイルというグレード別となります。
リニューアルを記念致しまして、全ての商品を10% OFF
(8月末までのご注文まで)
この機会に是非、リドガードセイルをお求め下さい。
吉川、大澤
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「舵杯」 優勝
- 2010-04-19 (月)
- News
4月17日、18日 岡山県 笠岡市 白石島
関西地域のシーズンインとして多くの艇が参加し、日本唯一の
セイリング雑誌「舵」社がタイトルスポンサーとなる伝統の「舵杯」が開催されました。
例年、姫路市の木場や姫路港、相生にて開催されていましたが、舵杯をより面白く、進化させてゆきたいという実行委員会の方々により、瀬戸内海に浮かぶ綺麗な白石島がベースとなったようです。
島の西側、前夜祭、表彰式、を行った宿の目の前にある白石海水浴場
朝、雪だった東京から来た身には嬉しい温かい夕日、完全な別世界。
島までは乗り合い渡船と車も運べるフェリーが就航しているものの、夕方18:00が最終便のため、現地入りするには東京からだと昼頃の出発です。
羽田→岡山空港→空港バス→岡山駅→笠岡駅→白石島 約4時間 ワリと近い!?
セイルの納品に伺ったのは本荘ヨットクラブ所属の「ポルコロッソ スフィーダ」
BENETAU-First300 Spirit 昨年より準備を重ねこの春レースデビューとなり、初のメジャー大会出場となりました。
オーナーはお若い頃より関西のレーサーでクルーとして活躍され、本荘ヨットクラブではトマト杯(クラブレース)のレースオーガナイザーを担い、ここ数年でクラブを活気付けて来られたバイタリティーのある方です。
メンバーは同じヨットクラブのオーナーとクルーのお仲間、そしてその息子さんがお2人。
親子が2組というのは今まで乗せて頂いた艇では初めてかも知れません。
21歳というヤングパワーを親父さん達が上手くフォローし、親子ならではの会話、連携が見受けられ、普段よりリラックス?して同乗させて頂きました。
今回のセイルは大売り出し中の主力商品であるD4-MPケブラー、メイン、104% APジブです。
メインセイルは1リーフ付きで完成重量が10kg、とても軽くしあがりました。
ファースト300のマストはフォアステーの位置(I:ポイント)が殆どマストヘッドにあり、マストベンドし難いのですが、フォアステーの長さとステップの位置でマスト下部のベンドを決めます。
ほぼ狙い通りのグッドシェイプです。
104%のAPジブはステーギリギリまでローチをとり、変則4本(3本+トップのショート1本)で最大エリアを稼ぎだしました。 ターゲットは微風から順風まで、フォアステーのコントロール幅が広い事を利用し、サギング量を通常のフラクショナルリグの艇よりも多めに設定しています。
メインシートテンションがサギングにも影響するため、微風でのメイントリムにはより気を使って頂きました。
また、ノンオーバーラップのジブセイルしか持たない艇に乗るのは初めてという事でしたので、軽風時のパワーアップとリーチツイストの関連をよくよくご説明しました。 みなさんも「なるほど」と体感して頂けた様です。 速いセイルには早く走らせるコツも付属品ですね。
レースは川の流れている様な海域で小島を回るビックトライアングルコース。
スタート時間が15分延期されるほど微風。風が右に振れてしまい本部船側が大混雑。
お祭りレースで上一を狙っても罵声に揉まれるだけと判断し、上側5ボート位置から良いスピードでラインを切りました。 予定通り本部船周りは「関西弁」が飛び交いお祭り状態。。。
逆潮が1kt以上あるクローズリーチが続き、微風が弱いFirst300も軽量艇に離されず第1マークへ到達。
第2マークとなる小島の東側まではポートロングのクローズでした、相変わらず潮が強く、どんどん右海面に押し流され、さらにヘッダーが続いたため、先行艇はタックを返して行きます。
しかし、風の振れが収まる気配がなく、またGPS上のVMC「最短コース」は右海面しか無いと判断し、我慢しながら伸ばし続けました。 20艇以上いた先行艇が最後は1艇まで減り、ギャンブル色が強くなりましたが、昼に転流を迎える頃に完全な凪となりました。
逆潮になるスターボードを走らなかった分フリートのかなり前に位置しており、次ぎの吹き始めの方向によってはビックゲインとなります。 ここで50度以上のリフトが発生し、一気に次ぎのマークへヘディングが向きだし、そのまま左に振れた風は我々がタイトアビームとなる角度で安定。
転流した潮も味方し、右海面からいっきに追いつき、追い越し、短縮された島の近くでフィニッシュする事ができました。
同クラスのViteやY-31sが先行してフィニッシュしていたため、修正時間を読見切れせんでした。
しかし結果は修正34秒差を付け 「優勝」
35回を迎えた伝統の舵杯がまさか転がり込んで来るとは思っておりませんでした。
オーナーは表彰式にでる間もなくお一人で回航に出てしまいましたので、息子さんから優勝の電話をして頂き、残ったメンバーで乾杯をさせて頂きました。
「ポルコロッソ スフィーダ」
この勢いで、念願のパールレースも狙って下さい!
おめでとうございます。
関西地域のシーズンインとして多くの艇が参加し、日本唯一の
セイリング雑誌「舵」社がタイトルスポンサーとなる伝統の「舵杯」が開催されました。
例年、姫路市の木場や姫路港、相生にて開催されていましたが、舵杯をより面白く、進化させてゆきたいという実行委員会の方々により、瀬戸内海に浮かぶ綺麗な白石島がベースとなったようです。
島の西側、前夜祭、表彰式、を行った宿の目の前にある白石海水浴場
朝、雪だった東京から来た身には嬉しい温かい夕日、完全な別世界。
島までは乗り合い渡船と車も運べるフェリーが就航しているものの、夕方18:00が最終便のため、現地入りするには東京からだと昼頃の出発です。
羽田→岡山空港→空港バス→岡山駅→笠岡駅→白石島 約4時間 ワリと近い!?
セイルの納品に伺ったのは本荘ヨットクラブ所属の「ポルコロッソ スフィーダ」
BENETAU-First300 Spirit 昨年より準備を重ねこの春レースデビューとなり、初のメジャー大会出場となりました。
オーナーはお若い頃より関西のレーサーでクルーとして活躍され、本荘ヨットクラブではトマト杯(クラブレース)のレースオーガナイザーを担い、ここ数年でクラブを活気付けて来られたバイタリティーのある方です。
メンバーは同じヨットクラブのオーナーとクルーのお仲間、そしてその息子さんがお2人。
親子が2組というのは今まで乗せて頂いた艇では初めてかも知れません。
21歳というヤングパワーを親父さん達が上手くフォローし、親子ならではの会話、連携が見受けられ、普段よりリラックス?して同乗させて頂きました。
今回のセイルは大売り出し中の主力商品であるD4-MPケブラー、メイン、104% APジブです。
メインセイルは1リーフ付きで完成重量が10kg、とても軽くしあがりました。
ファースト300のマストはフォアステーの位置(I:ポイント)が殆どマストヘッドにあり、マストベンドし難いのですが、フォアステーの長さとステップの位置でマスト下部のベンドを決めます。
ほぼ狙い通りのグッドシェイプです。
104%のAPジブはステーギリギリまでローチをとり、変則4本(3本+トップのショート1本)で最大エリアを稼ぎだしました。 ターゲットは微風から順風まで、フォアステーのコントロール幅が広い事を利用し、サギング量を通常のフラクショナルリグの艇よりも多めに設定しています。
メインシートテンションがサギングにも影響するため、微風でのメイントリムにはより気を使って頂きました。
また、ノンオーバーラップのジブセイルしか持たない艇に乗るのは初めてという事でしたので、軽風時のパワーアップとリーチツイストの関連をよくよくご説明しました。 みなさんも「なるほど」と体感して頂けた様です。 速いセイルには早く走らせるコツも付属品ですね。
レースは川の流れている様な海域で小島を回るビックトライアングルコース。
スタート時間が15分延期されるほど微風。風が右に振れてしまい本部船側が大混雑。
お祭りレースで上一を狙っても罵声に揉まれるだけと判断し、上側5ボート位置から良いスピードでラインを切りました。 予定通り本部船周りは「関西弁」が飛び交いお祭り状態。。。
逆潮が1kt以上あるクローズリーチが続き、微風が弱いFirst300も軽量艇に離されず第1マークへ到達。
第2マークとなる小島の東側まではポートロングのクローズでした、相変わらず潮が強く、どんどん右海面に押し流され、さらにヘッダーが続いたため、先行艇はタックを返して行きます。
しかし、風の振れが収まる気配がなく、またGPS上のVMC「最短コース」は右海面しか無いと判断し、我慢しながら伸ばし続けました。 20艇以上いた先行艇が最後は1艇まで減り、ギャンブル色が強くなりましたが、昼に転流を迎える頃に完全な凪となりました。
逆潮になるスターボードを走らなかった分フリートのかなり前に位置しており、次ぎの吹き始めの方向によってはビックゲインとなります。 ここで50度以上のリフトが発生し、一気に次ぎのマークへヘディングが向きだし、そのまま左に振れた風は我々がタイトアビームとなる角度で安定。
転流した潮も味方し、右海面からいっきに追いつき、追い越し、短縮された島の近くでフィニッシュする事ができました。
同クラスのViteやY-31sが先行してフィニッシュしていたため、修正時間を読見切れせんでした。
しかし結果は修正34秒差を付け 「優勝」
35回を迎えた伝統の舵杯がまさか転がり込んで来るとは思っておりませんでした。
オーナーは表彰式にでる間もなくお一人で回航に出てしまいましたので、息子さんから優勝の電話をして頂き、残ったメンバーで乾杯をさせて頂きました。
「ポルコロッソ スフィーダ」
この勢いで、念願のパールレースも狙って下さい!
おめでとうございます。
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セイルリペア
- 2009-12-03 (木)
- Cruising Tips
セイルは消耗品です。どんなに丈夫に造っても、風、波、潮、ハンドリング、によって、使い込めば必ず修理が必要になり、放っておけば、突然バーストしてしまう事もあるのです。
細かい修理を欠かさず、セイル全体を見る目を養って下さい。
市販品の ハンドリペアツール ハンドパームとワックス、トワイン、そして針 これでOK
古典的な破れの補修方法。糸と針。これだけです。リペアクロスはあれば尚よいですね。
それでも大きく破損した際は、ご遠慮なくリドガ−ドセイルにお送り下さい。
良心価格、最上仕上げにて、セイルを蘇らさせて頂きます。
ご連絡はこちらまで。。
hl-sails@kg8.so-ne.ne.jp
046−8787−6100
細かい修理を欠かさず、セイル全体を見る目を養って下さい。
市販品の ハンドリペアツール ハンドパームとワックス、トワイン、そして針 これでOK
古典的な破れの補修方法。糸と針。これだけです。リペアクロスはあれば尚よいですね。
それでも大きく破損した際は、ご遠慮なくリドガ−ドセイルにお送り下さい。
良心価格、最上仕上げにて、セイルを蘇らさせて頂きます。
ご連絡はこちらまで。。
hl-sails@kg8.so-ne.ne.jp
046−8787−6100
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HMYC – リドガ−ドレガッタ
- 2009-12-01 (火)
- Inshore Racing
11月29日
葉山マリーナポイントレース最終戦、小網代浮標回航レース
例年、リドガ−ドセイルの本拠地として、多くのユーザー様にお世話になっております、葉山マリーナヨットクラブへの感謝を込めて、リドガ−ドレガッタとしてスポンサードさせて頂いております。
葉山マリーナヨットクラブでは毎月2回、年間24レースが行われ、参加艇は15〜30艇と多くのクラブレーサーが凌ぎを削っています。 上下レースは1日2レース、しっかり4レグと5レグをこなし、また、ディスタンスレースでは30ktを超えない限り強風での中止はありません。
年間24レース(本年は30kt以上の荒天中止が重なり実質20レース)、微風から強風まで様々な天候でのレースをこなしているのです。レース艇の多くはケブラーかペンテックスのクラブレース用クロスを使用しており、資金に余裕のあるチームや、対外グランプリレースも平行して行うチームはグランプリセイルのD4など、メンブレンセイルも使用しています。
レース数が多く、強風でも行われるため、セイルの消耗は激しく、寿命が短くなり、日本の平均的なクラブレーサーのセイル買い換えサイクルの倍のスピードで新しいセイルが求められます。
リドガ−ドセイルのヘビーユーザー様の多くは24レースを皆勤する本当のレースフリークの方々が多く、大手メーカー製の採用艇も多い中、今年も年間総合ポイントで上位を独占して頂きました。おめでとうございます。
年間総合優勝 スターボードJr (N/M 36)
年間総合2位 エブリシングエブリシング (J/V9.6)
年間総合3位 海援隊 ( YAMAHA30s2)
年間総合4位 フェローズ (YAMAHA33s)
レースセイルに求められる耐久性はこの様な本当のヘビーユーザー様により実証して頂く事が一番です、大手メーカーの考え方は、数値解析により、ベストと考えられるぎりぎりの負荷に対応する事が主眼となり、また、ターゲットの風速レンジを超えた場合の耐久性は加味しないのです、つまり、メーカーのいう推奨風域を超えた場合、著しく性能が落ちる程、伸び易く、劣化が進み、年間を通して成績を残しにくい、最大の理由でもあるのです。
リドガ−ドセイルでは、実際にクラブレースへの参加を通してこれらの状況を把握し、セイルクロスの選択は他社の一段上を採用。また、各部の補強もなるべく大きく、強固に仕上げております。
ついつい推奨レンジを超えて使ってしまう経験は誰しもあるはずです、多少、重さのデメリットがあるとしても、安心して長く、そして速くトリムできるセイルこそ、クラブレース用のセイルと言えるのではないでしょうか。
勿論、グランプリ用の最軽量、最速セイルもご用意しております!
速く、安く、丈夫で長持ち
これからも宜しくお願い致します。
葉山マリーナポイントレース最終戦、小網代浮標回航レース
例年、リドガ−ドセイルの本拠地として、多くのユーザー様にお世話になっております、葉山マリーナヨットクラブへの感謝を込めて、リドガ−ドレガッタとしてスポンサードさせて頂いております。
葉山マリーナヨットクラブでは毎月2回、年間24レースが行われ、参加艇は15〜30艇と多くのクラブレーサーが凌ぎを削っています。 上下レースは1日2レース、しっかり4レグと5レグをこなし、また、ディスタンスレースでは30ktを超えない限り強風での中止はありません。
年間24レース(本年は30kt以上の荒天中止が重なり実質20レース)、微風から強風まで様々な天候でのレースをこなしているのです。レース艇の多くはケブラーかペンテックスのクラブレース用クロスを使用しており、資金に余裕のあるチームや、対外グランプリレースも平行して行うチームはグランプリセイルのD4など、メンブレンセイルも使用しています。
レース数が多く、強風でも行われるため、セイルの消耗は激しく、寿命が短くなり、日本の平均的なクラブレーサーのセイル買い換えサイクルの倍のスピードで新しいセイルが求められます。
リドガ−ドセイルのヘビーユーザー様の多くは24レースを皆勤する本当のレースフリークの方々が多く、大手メーカー製の採用艇も多い中、今年も年間総合ポイントで上位を独占して頂きました。おめでとうございます。
年間総合優勝 スターボードJr (N/M 36)
年間総合2位 エブリシングエブリシング (J/V9.6)
年間総合3位 海援隊 ( YAMAHA30s2)
年間総合4位 フェローズ (YAMAHA33s)
レースセイルに求められる耐久性はこの様な本当のヘビーユーザー様により実証して頂く事が一番です、大手メーカーの考え方は、数値解析により、ベストと考えられるぎりぎりの負荷に対応する事が主眼となり、また、ターゲットの風速レンジを超えた場合の耐久性は加味しないのです、つまり、メーカーのいう推奨風域を超えた場合、著しく性能が落ちる程、伸び易く、劣化が進み、年間を通して成績を残しにくい、最大の理由でもあるのです。
リドガ−ドセイルでは、実際にクラブレースへの参加を通してこれらの状況を把握し、セイルクロスの選択は他社の一段上を採用。また、各部の補強もなるべく大きく、強固に仕上げております。
ついつい推奨レンジを超えて使ってしまう経験は誰しもあるはずです、多少、重さのデメリットがあるとしても、安心して長く、そして速くトリムできるセイルこそ、クラブレース用のセイルと言えるのではないでしょうか。
勿論、グランプリ用の最軽量、最速セイルもご用意しております!
速く、安く、丈夫で長持ち
これからも宜しくお願い致します。
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