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10Cruising Tips

Day-2

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レース2日目も快晴
最大5レースを予定。
この時期としては珍しく、西風が安定している。
チャーター艇の苦しさなのだが、実は今回、X-Unityにはライトミディアムがない、
搭載しているのは2008年製のノースミディアムヘビーと、3日前に完成したリドガ−ド製の
ミディアムヘビ−2009FLEXバージョンの2枚、なぜこの様なセットかというと、チャーター艇に付いていたノースのライトミディアムは、2006年製でぼろぼろ、ケブラーのパネル製のため、縮んでおり、ラフの長さがロアーリミットの14m50cm(のはず)を下回ってしまい、計測に通らない状態と思われたのだ。
仮にリミット内だとしても、総てにおいて縮んでいるのでは、セイルエリアからしても勝負にならないと判断し、2008年製のミディアムヘビーを軽風から使う方向で決定した。
急遽、長さの合う軟らかいバテンを用意したが、驚いたのは、ノースのバテンセットがライトミディアムとミディアムヘビーで同じ固さを使っていた事だ、自分のデザインしたセイルには、同じ長さでも2段階ほど軟らかいバテンを使っていただけに、このチョイスが理解できなかった。
(可能性として、バテンのセットを無くし、後で購入した際、種類の指示を間違えたかも。。)
とにかく、軟らかいバテンで深めにセッティングし、何とかパワーを持たせる様に走らせたが、
やはり焼け石に水、1上までに置いて行かれる展開が続き、6位を連発してしまう。
チームのメンバーには申し訳なかった。
最終レースは2008に見切りをつけ、一度も使っていない、リドガ−ド2009を試してみた。
ミディアムヘビーの使用レンジを上方修正したモデルなので、ターゲットはTWS12〜14kt以降と考えていた、当然7〜9ktの第4レースではパワーが足りないが、それでも走り負けは少なくなり、
また、コース選択もあたり、エスメラルダとワイレアを抑え、4位を獲得、ミディアムヘビーでも
しっかりとしたトリムをすれば、下限域を広げられる事が分かり、大きな収穫だった。
今回のX−Unityは自分自身でのセイル開発の今後の糧になる様、色々試す絶好の機会でもある。
とはいえ、総合6位
明日は1ポイント差で前を行くワイレアをどう逆転するか、この1点が楽しみだ。
X−35、本当に楽しいレガッタだと思う。
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Day-1

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初日は北〜北東の風4〜8kt、風向は20〜30度で右に振れては戻るを繰り返し、2レースを消化、左右の海面で全く風が変わってしまうため、先行していてもラルに捕まればどうする事も出来ないスポットにはまってしまう、サバイバルレースだった。
優勝候補筆頭のケットフィークはオーナーヘルムスの木村大介氏、チームを強力にまとめあげ、レーシング集団に育て上げた、荒川海彦プロは今回タクティシャンとして参加、そしてトリマーにはチームブロスより大学の偉大な先輩でもある山田寛氏、以下オリジナルメンバーとしてメイントリム永山、テーラー大坪、ピット市原、フローター清水、マストハンド浅原、そしてバウには世界の三島というメンバー、関東のレーサーならば、このメンバーの手強さは良く判って頂けるだろう。
6月のワールド遠征メンバーと入れ替わったのは、永山氏、とはいえ、優勝した5月のミドルボート選手権ではメイントリムとして活躍、また、ヘルムスマンとしても優勝経験のある大ベテラン!?
私は今回チームサポートから外れ、葉山開催の大会を盛り上げようと画策し、135Eのご協力のもと、X−UNITYというチャーターチームを結成して出場している。このチームは関東に在籍しているクルーザーレーサーで、X-35に興味のある方へ乗って頂き、ワンデザイン艇の面白さを味わって頂こうという趣旨で結成した。 メンバーは多様な艇種、サイズから日替わりで、2〜5名程度のチーム毎に入れ替わりで乗艇の予定。 したがって、殆どのクルーはXー35未経験者での出場、大会のレベルを落さないか心配もしたが、初日は幸運に恵まれ、総合3位で終了。
ウ〜ん、ケットフィークを抜いてしまった、、、これはまずい。
ケットフィーク頑張れ。
初日はスポンサーのデンマーク大使に来場頂き、盛大なパーティー、初日の映像をスクリーンで見ながら、残り2日の健闘を誓った。
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司会は何とKi村太郎さん! ありがとうございました!
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西村氏とチームX-Unity
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まぐれまぐれの2レース目トップを祈念してプチ宴会
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明日は北から西予報、とにかく安定して欲しい。
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X−35全日本選手権の勝利

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はい、勝ちました、全員の熱意が勝ちました。最高です。
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今朝、実行委員が集合、関西から朝着いた135Eの皆さんも、壊滅状態のハーバーをみて唖然。こりゃ無理だな、の空気。。葉山新港では何隻もディスマスト、保安庁の船はバウだけのこして水没、そのほかにもモーターボート多数沈没、そして県営駐車場は空爆でも受けた様にコンクリートがめくり上がり、異常な光景が広がっています。
シーボニアも同じく相当ダメージを受けその他にも相模湾沿いのマリーナは大小さまざまな影響を受けている報告もどんどん入って来ます。
いろいろな意見がありました、中止、もしくは延期して2週間後に開催、等々、何が出来るのか、また、どうする事がマリーナ含め、最良の結果なのか、協議の末、マリーナ側の了承を頂き、予定通り大会を行う事で決定、すぐさま、予定通りのインスペクションを開始しました。
私は、セイルメジャラーとして、各艇のセイルインスペクション担当、6艇分のセイル(新規作成分)をの〜すセイルのY田さんにお手伝い頂き、計測しました。自分のセイルでも、いざ計測となるとドキドキする物で、リミット内に収まるとホッとします。
X-35はセイルの計測項目がワンデザインらしく、かなり多くの項目があります。それでも各社ルール内で最良の大きさを出せる様、日々アップデートがかかせません。
無事、全艇リミットない、あとは本番を待つのみです。
夕方から西村さんと潮まみれだったチャーター艇の掃除、セッティング調整を行い準備完了。
明日は北の微風から南のチョロチョロ、、苦手、しかし、微風だからこそ、大きな逆転が起こる事も期待出来ますので、力まずに初日を迎えたいと思います。
さ〜がんばるぞ〜
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台風 vs X−35全日本

いや、ほんとに凄かったですね。台風18号!
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家の中に居れば、あまり爆風は感じませんでした、
最大風速の午前10時くらいは南南西の風、我が家の
南側には葉山連峰とも言われる三ヶ峰山が広がっているため、
大きなブランケットの効果を果たしてくれたのかも知れません。
朝6:30に葉山付近の艇が気になり、見回りをしました。
まだマリーナで爆風の前、それでもブローで20m位のなか、
葉山新港から葉山マリーナまで点検してまわり、関係艇が
無事なのを確認して帰宅しました。
その時間でも、葉山新港の8mはある防波堤の上を
巨大な波が超えてゆき、湾内のクルーザーは係留されているにも係らず、
オーバーヒールし、マストがチャンバラ、見ていられない惨状でした。
そして、最接近の時間を過ぎ、風も落ち、日が射して来たので再度点検に
向かった先で衝撃の光景!
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ない、さっきまであった防波堤がっ跡形もなくなくなり、
ウネリが容赦なくマリーナに流入。マリーナ水浸し。。。
これでは明日以降の大会は無理だな。自然は凄まじい。。。
とうなだれ、戦意喪失。明日のインスペクション中止かな。
しかし、熱意は伝わるもんですね!  続く。。

いよいよ今週末、X−35全日本選手権開幕

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さて、ようやくやって参りました、X-35全日本選手権 in 葉山
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台風18号もぎりぎり早足で過ぎてくれそうです、週末は快晴の元、
熱いワンデザインレガッタが行われるでしょう。
リドガ−ドセイルは今回、昨年の覇者ケットフィークへ最新モデルのメインセイル、ミディアムヘビーを納品させて頂きました。
昨年までの西宮沖と違い、よりガスティーな北風、ウネリを伴う南風が主体の葉山沖が戦場です。
ホームでのアドバンテージがあるとはいえ、各艇、強者をそろえてきていますので、そう易々とは
勝たせてもらえなでしょう。
セイルは昨年よりも良くなっているはずです、練習で鍛え上げた、全員セイリングで、2連覇される
事を祈っております!
尚、リドガ−ドセイルは、チャーター艇をお借りし、別チームとして参加する事になりました。
チーム名は 「 X- Unity」エックスユニティー 3日間限定のスペシャルチームで参戦します。
セイルはケットフィークと同じ2009デザインを弊社の主力商品であるFLEX-Kevlerにて製作。
重量面でのハンデは否めませんが、ほぼ同じポテンシャルが出ると思います。(現在製作中、、汗)
こちらは優勝争いより、如何にワンデザインレースを楽しむか! で勝負致します。
ですので、ブログには、ケットフィークチームの一員としてではなく、対戦相手として「X-unity」
のトリマーからみたレガッタレポートをお届けしたいと思います。
お楽しみに!
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